Memories and Goodbyes

P1110314_BW.jpg

6月は私達家族にとって別れの季節。
息子の学校の学年末であり、お友達や先生が帰国したり新しい赴任先に
旅立つ時です。今年はより一層辛い別れもありました。

今までも沢山のお友達との別れがありましたが、涙を見せる成長の早い
女の子達とは違っていたって明るいGoodbyesでした。
でも今年は、特に仲の良かった友との別れに涙を我慢する息子の姿を
目にしました。そんな彼の心の成長を嬉しく(そしてキュンとなりながら)
見守りつつ、この一年を無事に終えることができて安堵と感謝の気持ちです。

今でこそ学校生活も安心して見守っていられますが、幼少期に家を離れて
多くの時間を過ごす学校生活は親にとっても心配で、思い出深いものです。
バス通の今と違って毎日毎日送り迎えをし、学校で会うママ友達と
情報交換をしたり、少しでも困ったことがあれば先生に相談し、
宿題も隣に座ってみてあげたあの時期は本当に大変でしたが、
今となってはそれも良い思い出。。。

そんな幼児期にみていただいた先生とは卒園後家族ぐるみで友人関係が
続いており、沢山の思い出があります。その先生夫婦と数日前に送別会が
ありました。別れ難い時間の中で、子供達が小さかったころのことを
思い出したり、これからスタートする新しい生活のことなどを話しました。
子供の教育者として、国境なく情熱をそそぐ彼女の愛や行動力が、
子供達ばかりでなく親の私たちの世界をも広げてくれました。子供達の
無限の可能性、そして私たち大人にでさえそれがあることを、言葉で
教えるのではなく、身を以て見せてくれました。
まさに彼女自身が”Inspiration”。10歳以上年下ですが、年齢も、国籍も
関係ないんですね。その先生ご夫婦も昨日まさに日本を旅立ち、新たな
人生のアドベンチャーをスタート。淋しさが残りますが、これも人生です。

幼児期からずっと女性の先生が担任でしたが、去年はスクールに入って
はじめての男性の先生でした。子供の成長の過程には、憧れの同性の
先生が必要と聞いたことがありますが、まさにそんな先生でした。
明るく、エネルギッシュでユーモアがあり、時に厳しい。子供の
モチベーションを刺激するのが上手で、この一年で息子がグンと伸びたのが
良く分かります。本当に感謝です。もう一年教えていただきたかった、、、
けれど来年度は学年が違うのでひとまずお別れです。
新たな素晴らしい出会いを期待するしかありません。

出会いと思い出と別れ。。。この繰り返しかな。
昔と随分違うのは、別れてもSNSを使ってオンタイムで連絡がとれる
ところですね。その分別れが少し軽くなりました。
ベストフレンドとの涙をこらえてた息子君も、家に帰るなりメール
してましたからね。しかも、「今夜7時にゲームしようぜ」。
え???
オンラインゲームで遊ぶらしい。。。

う〜ん。別れって、もうすこし重いほうが美しいんじゃない?
と思うのは歳のせいですか?

P1110310_2BW

トップの画像は先日先生ご夫婦と友人家族で古民家に泊まった時のもの。
「餅花」はお正月の飾りとしてその年の豊作を願うものらしいですが、
ゲストを歓迎する意味で飾るところもあるようですね。日本的で素敵ですね。

餅花を見る度、この旅行のこをと思い出すだろうな。。